自転車ユーラシア大陸横断記

Cross Eurasia by Bicycle

45日目 四川省、成都~四川省、康定

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成都最終日の朝ご飯はうさぎ鍋。

なんとなく原型が残っているうさぎの頭にかじりつきながら「いつの間にか平気でこういうことができるようになったんだなー」としみじみ思う。

 

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あとは公園で、お茶を飲みながらひたすらダラダラ過ごす。

一緒に行動してた、成都出身の人が言うには、こういう所でお茶飲んで麻雀とかトランプとかしたり、とにかく実りあることを何もしないのが成都人の休日らしい。

 

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その人は日本のアニメが大好きで、どうしても日本人と話したいってことで誘われた。自分より日本のアニメについて詳しいし、日本語もアニメ仕込みの日本語だけど結構うまい。今までもたまにこういうことがあったけど、その度に日本のアニメって本当に偉大だなーって思う。

 

ちなみに、最近はBLにはまってきたらしい。「日本だとそれはまずいかな…?」って心配してたけど、個人的には腐女子結構好きなので「全然大丈夫!」って言っといた。

 

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そういえば、泊まってるSim's Cozy ユースホステルのホームページの日本語訳を頼まれた。自分がやっていいのか?って思ったけど、面白そうなので引き受ける。今のSim's Cozy ユースホステルの日本語のページを書いたのは僕です。笑

 

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成都を出発する。

成都~ラサのコースは中国人にとってめちゃくちゃ有名で、本当にたくさんのチャリダーがいた。

 

1日目。成都雅安

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道も平坦で、新しいチャリダーに会うといろいろ話して笑い、地元の子供とハイタッチしながら走る。これから始まる2000km以上のチベット耐久レースのオープニングセレモニーって感じ。

 

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夜は、チャリダー、ライダー、ヒッチハイカーなどが集まる山小屋を使う。自分はテントだけど、張る場所が簡単に見つかって助かる。

 

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夕ご飯後はなにやら作戦会議が始まる。これからの行程をどうするか各グループで相談してる。みんな中国人で外国人は自分だけ。

 

2日目。雅安~新沟

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朝飯。

夜雨が降ったので、朝テントを乾かしてから走り始める。昨日の夜「テント屋根の下に移した方がいいぞー」って言われて、めんどくさかったので「問題ないです」とか言ったことを後悔する。

 

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いよいよ山岳が始まってくる。

1日中こんな道ばっかり。

 

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事故で完全に道路が寸断される。チャリは右にある抜け道を周りの人に手伝ってもらいながらなんとか通過できる。車は通過できないので、ここから2キロくらい車の列ができてた。

 

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新沟に着いて休んでいると昨日の山小屋で会った人たちが続々と到着してくる。「おっ!お前もここまで来たか~」って感じて再会を喜ぶ。

この日もこの宿の前にテントを張らせてもらった。

 

3日目 新沟~康定

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夜また雨が降ったので、朝一でテントを乾かす作業。

明らかに他のチャリダーより劣悪な環境で生活している。

 

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この日は1つ目の難所二郎山がある。

ひたすら登りまくる。鍋とか地面に叩きつけて捨てたいと思ったけど、途中でっかい剣をもって走ってる人がいて「なんで?」って聞いたら「戦うためだ!」って言ってたので、まぁあれよりは使い道あるか…と思いとどまる。

走っていたら山のずっと上の方から中国人が叫んでいる声が聞こえる。最初聞き取れなかったけど、登っていくと、

「…ンバレ‐」

「ガンバッテ‐」

…『頑張れ!?』最初耳を疑ったけど、昨日の宿で話した人たちだった。

「ガンバレー」ってめっちゃ叫んでくれてる。

昨日少し教えただけなのに、嬉しい。嬉しさで体がしびれる感じだった。

 

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標高2400m康定の街に着く。空気の薄さを感じる。

まだ四川省だけど、ここら辺がチベット文化圏の入口らしい。空が綺麗に青い。

 

走っていたら偶然ユースホステルを見つけたので、迷わず入る。

 

走行距離

   170km

   85km

   97km

 


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