95日目 ラオス、ルアンプラバン~ビエンチャン
ルアンプラバンには2泊した。
この街並みが世界遺産。
欧米の観光客がたくさんいて観光客向けの店も多いけど、田舎なので静かでとても良い。あと韓国人が多い。
メコン川を見たり
お坊さんがいたりした。
宿の受付の人。来年から大学生らしい。英語が上手くて、何でそんなにうまいのか聞いたら
「俺は大学出て先生になりたいんだけど、うちは貧乏だから英語の勉強なんてできない。だから学校が終わったら毎日ここで働いていろんな欧米人と話しながら英語を勉強してるんだ。」
って言ってた。偉すぎる。
でもラオスは意外と英語教育がしっかりしてる気がする。ど田舎の売店とかでもたまに綺麗な英語を話す人がいて驚く。
ナイトマーケット。すぐに値引いてくれるし、いい人が多い。
ルアンプラバンからビエンチャンまでは宿で会ったフランス人のギリアム(なんかもっと複雑な発音だったけど、難しいからこう呼んでた)と一緒に走った。
彼は英語苦手だから、苦手どうしで逆に話しやすい。
初日は死ぬほど山を登った。
「この道はクソだ…」くらいしかお互いに言うことがない。
めちゃくちゃ暑いので川を見つけたら即水浴びする。
ギリアムはめっちゃいい奴。ペースも同じくらいだし、気も使ってくれるし。川休憩は彼がやってたので初めてやった。あと彼のシャワーを浴びるスピードはすさまじく速い。
聞き間違いだと思うけど20歳って言ってたと思う。
1日中上り坂だったので登り切ったところで2人で死んでた。
野宿場所を探す。けど寺もないし、もうビールと屋根があればどこでもいいよねってなって飯屋の軒下でテントを張った。
次の日の朝ごはん。もち米がうまい。
結構アップダウンがあるので、結局1人で走って休憩ポイントで合流して、走り始めるとまたどっちかが置いてかれてっていうのを繰り返しながら走った。
山深い。
バンビエンに着いた。
小さい町で見る物も特にないけど何故か観光地っぽくなってて、観光客も多い。
麻薬をするために来る人が多いって聞いたけど、特にそういう雰囲気は感じなかった。
2泊してギリアムのステッカー作りをする。1部屋を2人でシェアしてるので宿代は1泊20000キープ(250円)。
めっちゃ頑張った。こんなんだけど彼はとても紳士です。
市場でご飯を食べる。得体のしれないものが多いけど種類が多くて面白い。
でもたぶんこの時のご飯でお腹壊した。
なんだかんだで観光客向けのサンドイッチが1番うまかった。
次の日、ビエンチャンまで160キロ。最初の予定では2日かけて行く予定だったけど、走り出してみたら思った以上にいいペースで進んで、もしかしたら1日で行けるんじゃないかって思えてきた。
「どうする?ビエンチャンまで行くか?」
「ずっとこのペースで行けばたぶん行ける」
「結構速いけど大丈夫か?」
「自分はたぶん問題ない。と、思う…たぶん…」
そんな感じで行けるかかなり怪しかったけどビエンチャンを目指すことにした。
しかも、ギリアムの彼女が次の日の朝にビエンチャンを出るらしくて、会うためには1日で行くしかない。という背景もあって頑張った。我ながら日本人の心の広さは素晴らしいと思った。
なのでこの日はめちゃくちゃきつかった。というかギリアムと走った日は毎日きつかった。
2人でひたすらガシガシこいでたらお互いに写真を1枚も撮ってなくて後で笑った。
ビエンチャンに着いた。都会だけどたぶん10階建て以上の建物はない。あとラオスで初めて信号を見た。
めちゃくちゃ疲れたし、腰もお腹もけつも痛いので少なくても3泊はする。
走行距離
100km
130km
160km