自転車ユーラシア大陸横断記

Cross Eurasia by Bicycle

173日目 トルコ、アンカラ~イスタンブール

f:id:Keita0106:20130919224828j:plain

アンカラからイスタンブールまで430キロ。

かにゃーおさんイスタンブール発まで残り3日。

で、アンカラの標高が800mくらいで、イスタンブールはほとんど0mです。

 

「これなら適当に下りながら走って、意外と楽に行けるかもしれない」

って気分で出発しました。

 

f:id:Keita0106:20130920160840j:plain

出発直後、1100mの峠を越えます。

 

そして一通り下ったのちに

 

f:id:Keita0106:20130920184817j:plain

1500mの峠です。

 

「やっぱり無理な気がする…」

って思いました。

 

こういうの、あるならあるって前もって言っておいて欲しいです。

知らないと登ってるとき心がへし折れそうになるので。

 

f:id:Keita0106:20130920160938j:plain

この日も若干の向かい風でした。

 

下り坂での向かい風は本当に嫌いです。

「せっかくの下り坂なのにスピード殺さないでくれよ」って思います。

 

上り坂では

「登ってるのにさらに風かよ」って思うし、

 

平地では

「平地なのにまるで登りじゃん」って思うし、

 

つまりいつでも向かい風は嫌いです。

これこそまさに百害あって一利ないと思う。

 

f:id:Keita0106:20130920162557j:plain

あとこの日あったことは、何の前触れもなくいきなり鼻を蜂に刺されたってことくらいです。

すごい理不尽感じたのと、めちゃ痛かったです。走りながら泣きました。

 

f:id:Keita0106:20130920233406j:plain

この日はボルっていう街の中古車販売店の軒先で野宿です。

 

f:id:Keita0106:20130921144432j:plain 

次の日の朝ごはん。

レストランでいつも通りスープとパンだけ注文しました。

 

毎回これなので、これだけならパーフェクトなトルコ語で注文できます。

 

「チョルバ」

って言うだけ。

 

そしたら店のおじちゃんが

「お前自転車で走ってきたの!?どこ行くの?」

イスタンブールです」

「じゃそれだけじゃ足りんだろ!」

ってこのおかずと、ご飯出されてすごい豪華な朝ごはんになりました。

 

お会計しようとしたら

「あれはあげたんだ、お金はいらない!」

ってスープ代までまけてくれました。

 

感動です。

本当にどうすれば人ってこんなに優しくなれるのかなって。

 

自分がバイト先でこれやったら確実に店長に怒られますし。

 

f:id:Keita0106:20130921155301j:plain

外に出たら雨降ってました。

雨の日の下り坂だけは勘弁してほしいです。

 

まず滑って危ないし、景色何も見えないし、

何より恐ろしく寒いので。

 

なのにここから思いっきり下り坂でした。

全身ガチガチになります。指とか動かなくなります。

 

もちろんレインウェアは持っているのですが、バックからそれを取り出すのがめんどくさかったので使用せず。

 

「マジで持ってる意味ないな…」って思いました。

 

f:id:Keita0106:20130921164025j:plain

結局、標高100mまであっけなく下ってしまいました。

 

雨やんだので、あとはひたすら走ります。

写真を見返したら標識の写真ばっかりでした。

 

f:id:Keita0106:20130921201635j:plain

サカリヤを通過し

 

f:id:Keita0106:20130921233607j:plain

イズミットを通過し

 

f:id:Keita0106:20130922002159j:plain

海見えてきます。

 

f:id:Keita0106:20130922020321j:plain

日没後も走り、ゲブゼを通過したところのガソリンスタンドまで走りました。

 

頑張りました。もうイスタンブール目前です。

 

f:id:Keita0106:20130922022555j:plain

事務所内でテント張らせてもらえました。

トイレも使えるし、助かります。

 

この日走っていて、

我ながら手の皮とけつが丈夫になったなーってしみじみ感じました。

今まで足より先に手とけつに限界が来てたんですけど、この日は問題なかったです。

日が出てさえいればまだ行けるって思いました。

たぶんずっと自転車乗っていられます。

 

ただ、それ以外に手の皮とけつが丈夫になるメリットって悲しくなるくらい何もないな、って思いながら寝ました。

 

f:id:Keita0106:20130922131628j:plain

次の日、やっぱりすごい筋肉痛です。

でも後はかにゃーおさんが泊まってる宿を目指すだけです。

 

f:id:Keita0106:20130921231544j:plain

といっても、イスタンブールでかいし、交通量も半端じゃないです。

意外と大変です。

 

f:id:Keita0106:20130922152147j:plain

エレクトロワールドを見つけたりなどしながら走り、

 

f:id:Keita0106:20130922163658j:plain

アジアの端っこです。

ボスポラス海峡のアジア側。

船でヨーロッパ側に渡ります。

 

f:id:Keita0106:20130922171919j:plain

じっちゃん in ヨーロッパ

 

もって2か月と思っていたじっちゃん。

いまだに健在でベトナムからとうとうヨーロッパまで来ました。

感慨深い。

 

f:id:Keita0106:20130923153212j:plain

22日の昼

ついにイスタンブール、ヨーロッパサイド到着です。

 

走行距離

   180km

   210km

   40km

 

f:id:Keita0106:20130921193923j:plain

 


自転車旅行記 ブログランキングへ