164日目 トルコ、ドゥバヤジット~エルズィンジャン
ドゥバズヤット出発。
朝ごはんはマーガリンとイランでもらって余ってたナンです。
もうカラカラに乾燥して紙粘土みたいになってるやつ。
景色的にはイランとほとんど変わりないです。
走ってたら道路工事の作業員たちに呼ばれました。
そしてこれもらいました。
これもうタダであげていいレベルじゃないなって思います。
日本でこれ出すとしたら絶対500円は取ります。
学際とかでトルコ料理と称してこれ出すなら1200円は取ります。
しかもこの時まだ「メルハバ」(こんにちは)しかトルコ語わからないし。
出会い頭に「メルハバー!」って言って、あとは何もわからないです。
おじさんから中学生くらいの子供までいます。
アスファルトのことなら誰にも負けねぇって感じです。
「名前はけーたです」って言うと
「けーた!チャーイ飲むか?」とか
「けーた!おかわりいるか?」とか
いろいろ話してくれます。まぁ全部勘で受け答えしてるんですけど。
景色は飽きます。
もうイランの中盤くらいから飽きてます。
トラック運転手のおじいさんと休憩です。
たぶんオーストリアの人です。
トルコ、イラン、トルクメニスタンを行き来するのでそこら辺の言葉は全部話せるらしいです。
「ここら辺のトラック運転手はみんな話せるよ」
って言ってました。
テヘランからここまで、1番良く間違われるのは中国人なんですけど、次がトルクメニスタン人なのでトルクメニスタンには親近感湧いてます。勝手に。
次がタイ人で、その次がパキスタン人です。
イランでもらったレーズンまだ残ってるので一緒に食べながらチャーイ飲みます。
時々小さい町もあるし、補給とかは問題なしです。
あとは毎日真西に進んでるので、終盤いつも逆光がまぶしい。ってくらいしか言いたいことは無いです。
夕方、見つけた建物の前でテント張ろうとしたら中の人から呼ばれました。
ここはトラック運転手たちの宿だったみたいです。
「ベット余ってるし使っていけよ」
て言われたので、
使うことにしました。
シャワーはトラックで近くの水工場に言って、みんなでそこのシャワーを使わせてもらう感じです。
今までの経験上、トラック運転手の話題って7割くらい下ネタです。
でもここでは9割くらい下ネタでした。
ご飯はこれ。
この時も思ったし、今見ても思うけど、これ何?
でもこれうまいです。
「あっ!そこ俺が食ってたとこなんですけど!」
みたいな小競り合いが起こります。
余ってたベットです。
蛾いっぱい飛んでるし、ネズミも出るけどトラックの男たちはそんなもの気にしないです。
自分は30分くらいかけて蛾を全滅させてから寝ました。
朝飯。
質素だけどうまいです。感謝です。
自分が出るころにはたくさん並んでたトラックが全部なくなっていました。
途中で会ったドイツ人のおじさん。
ドイツから走って来てるんですけど、この荷物の量はおかしいです。
だいたい5キロって言ってます。
「え、服は?寒くないんですか?」
って聞くと
「ぜーんぜん大丈夫!」だって俺まだたったの73歳だし!」
って。
本当にすごい。自分も荷物捨てたくなりました。
あとはこんな写真を撮りながら走って。
2200mの峠を越えました。
荷物捨てたくなります。
なんというか、全然緑ないです。
それで夕方ころに
「よう エルズルムまで乗ってくか?」
って言われたので迷わず「乗ります!」って言いました。
30キロくらい乗っけてもらってエルズルム着です。
久しぶりの大きい街だったけどスルーしました。
そしてガソリンスタンドで寝ます。
朝起きたらこれくれました。
これ朝飯。
だいたいどのガソリンスタンドにもこういう簡単なモスクが設置されてます。
髪隠してる女の人も多いし、まだイスラム文化色濃いです。
2000mの峠越えたり。
ゲイにしつこく絡まれながら走ります。
小さい町に着いたので休憩がてら見てみます。
市場とか子供とか
トルコのパン屋さんって感じ。
自分の勝手なイメージだけど。
チャーイ飲んでお金払おうとしたら、この前にいるおじさんが
「お前の分はもう俺が払った」
って。かっこよすぎます。
途中エルズィンジャンの少し手前のガソリンスタンドに着いたので、ご飯食べてテント張って寝ることにしました。
走行距離
110km
130km
140km