220日目 チェコ、プラハ~ドイツ、フォーエンシュトラウス
プラハ出発です。
雨です。
実は首都はすごく嫌いです。
どの首都も大きすぎて自転車での脱出がかなり大変だからです。
プラハは特に大変でした。
ありえないほどの斜度の坂を自転車30分くらい押して登り切ったと思ったら行き止まりだったり。
正しい道はめちゃ狭いトンネルだったりで改めて首都脱出のきつさを思い知りました。
観光する分には首都大好きですけど。
雨の方は、すぐやむと予測してました。勝手に。
が、なかなかやまず。
ガソリンスタンド休憩です。
雨の日に休憩すると、その後ものすごく出発したくなくなるので、雨の日はできるだけ休まず走り続けた方が良い気がします。
もっと言うと雨の日は走らないのが良い気がします。
ヨーロッパのガソリンスタンドではたまにシャワーが併設されているのを見ます。
最近”シャワーを浴びる”っていう習慣が薄れてきていて、4日くらい浴びないことがざらにあるので、たまにこういうの利用したいです。
雨、全然やまず。
「いや、あと10分もすればやむ!」
って、かれこれ7時間ほど思い続け、
やんだのは16時くらい。
太陽のぬくもりが身に染みました。
もう暮れかけてるけど。
適当な茂み見つけて野宿です。
”最近の生活で得たものは何?”
と聞かれたら迷わず、”茂み探しが上手くなった。”って答えます。
いや、”知らない通貨の為替予想が上手くなった。”
と少し迷うかもしれません。
どっちにしても日本で何の役にも立たないことに変わりないです。
ご飯はこれ。
のんびり作ってたらあっという間に日が暮れたので、ものすごいスピードで食べて、テント張って寝ました。
次の日は霧雨の中のパンク修理で始まり、
久しぶりの晴れ間なんかもあり、
ドイツに入国しました。
ドイツ入って3つ目くらいのフォーエンシュトラウスという小さい町。
最近寒さが本格的に厳しいので、この町で『Warm Showers』っていうものを初めて使ってみました。
これは簡単に言うとカウチサーフィンのサイクリスト版みたいなやつです。
カウチサーフィンっていうのは地元の人が旅行者にベットとかシャワーとか提供しますよ、ってやつです。
事前に連絡をとっていたアストリッドさんのお宅。
英語あんまし話せないけど、とても良くしてくれて
暖かいシャワーと布団で寝れました。感謝です。
走行距離
100km
110km
走行コース
今回もこれ書く必要があるか真剣に悩むくらい書くことないんですけど、ここだけ書かないのもあれなので、やむなく書きます。
オーストリアは風邪で6割くらい寝てました。
つまり滞在日数5日と言っても3日弱くらいは宿の天井だけ見てました。
チェコはアップダウンと雨がきつかったです。
オーストリアは物価の高さがきつかったです。
チェコはビールが素晴らしかったです。
他にもたくさん素晴らしかったことはあるんですけど、なんかうまく表現できないのと、半分くらい忘れているのとで書けません。
オーストリアは綺麗だし、やっぱりすごい先進国だと思いました。風邪をひくべき場所ではなかったと思います。
走行距離
オーストリア 150km
チェコ 430km
滞在日数
オーストリア 5日
チェコ 9日
使ったお金
オーストリア 100ユーロ
チェコ 4000コロナ(20000円くらい)
パンク回数
オーストリア 1回
チェコ 1回
218日目 チェコ、プラハ
プラハです。
屋台で肉食べてたら屋台のお姉さんから、どっから来たのか聞かれました。
それで、ここまでの道のりを簡単に説明したら、
「何てバカな旅なの!?あなたは確実にクレイジーね!!」
って軽く罵倒されたのちに
これくれました。
結構嬉しかったです。罵倒されたこと含め。
まず無事プラハに着けたので、セルフお祝いしました。
こういうことしても特に空しいとか思わなくなるくらいの精神力はついてきてます。
チェコ、ビールめっちゃ安いです。
水道水以外のすべての飲み物の中でたぶん1番安いです。
これはプラハ城。
プラハは自分にしては観光頑張った気がします。
めっちゃ歩いた記憶があります。
ただもう結構前のことなので、いまいちよく覚えてないです。
最近、明るいうちは自転車こいで、暗くなったらテントに入って、明るくなったらまた自転車こいで、の繰り返ししかしてないので”自分の足で歩く”ってきついです。
3キロくらいで足の疲労がもうピークです。
気温は10℃少し下回ってるくらいでした。
服装がシャツ1枚、ジャージ、サンダルっていう夏な格好だったので、歩くどころか立ってるだけでしんどかったのはよく覚えています。
余りに寒そうに見えたためかお土産屋のおばちゃんがすごい同情した顔でストールくれそうになったことも覚えています。
これ朝ごはん。
最近もう節約とかどーでもいいや、ってなってきてます。
というか物価の上昇に慣れてきて、普通に生活していてもいつの間にか結構減ってるって感じです。
トルコでの節約生活の5倍くらい使ってる気がします。
帰国した瞬間一文無しは嫌なのでもう少し節約を考えようかなと思いました。
チェコ出たら考えようかなと思いました。
プラハ城からの眺め。
どこに行ってもある中華料理屋。
みんなが写真撮っていたから、とりあえず撮った時計。
ここはブダペストで会った人がお勧めしてくれていたバー。
開店前から並んでます。
ビールうまかったです。
雰囲気がすごい良くて、1人で行っても地元のおじちゃんとかが絡んできてくれるので楽しかったです。
ベトナム人マーケットありました。
中国人だけじゃなくてベトナム人もこんなところで頑張ってるんだなー
って思ったので、ここで新しい服買うことにしました。
お尻に空いた穴が再生不能となった古いズボンは強い感謝の念と一緒に破り捨てて、
ついでに長い間お世話になったインドシャツも破り捨ててここでお別れしました。
新しく買った上下。
これレディースですけど。
メンズで自分に合うサイズは無かったです。
あとやったことと言えば、
あまり購買意欲のわかない人形を見たり、
相室のアメリカ人とバーにあったテーブルフットボールって遊びをひたすらやったりしてました。
プラハはそんな感じでした。
もっといろいろあった気がするんですけど、これが記憶力の限界です。
リアルタイムでは、すでにドイツ、フランス、と走って、スイスのバーゼルにいます。
プラハで寒いって思ってたことを鼻で笑いたくなるくらい寒いです。
ここからもう一回フランスに入って、最終目的地のパリを目指す予定です。
なのであと2週間くらいで帰国できます。たぶん。
215日目 オーストリア、ウィーン~チェコ、プラハ
ウィーン。
4泊したけど観光時間は計3時間いかないくらい。
きっとまた来る…
って自分に言い聞かせて出発です。
ウィーンを出てもオーストリアならまぁ大体綺麗です。
昼ご飯、何となくオーストリアでよく見るチェーン店に入ってみました。
普通に美味しい。
これだけで10ユーロして本気で泣きそうになったけど。
オーストリア、物価高すぎてもはや怖いです。
なので最短ルートでチェコに向かってます。
日本でもほぼ同じ看板見たことある気がする。
オーストリア最後の街に着き、
チェコ入国です。
また独自通貨の国に来てしまいました。
知らない通貨の為替予測も結構上達してきてます。
わらの山を見つけたのでその横で寝ます。
道路からは見えないけど、反対からは丸見えという立地。
ご飯作っているときに農家の人が通りがかると、なんか気まずい。
笑って、会釈して、怪しいものじゃないよ、ってオーラを全力で出してやり過ごします。
そして夜、雨降りました。
テントに雨があたる音がうるさくて寝れません。
時間が早すぎるって理由もあるけど。
17時にテントに入って、18時で真っ暗なので、そこから凄まじくやることないです。
電気つけたら目立ちそうなので、つけられず。
一応寝ることを試みます。
頑張れば少し寝れるんですが、起きてもまだ22時くらいです。
そこから二度寝をしてもまだ24時くらいで、三度寝、四度寝、五度寝しても、2時、3時、4時とかです。
そして、5時くらいに「これ以上寝れねぇ…」ってなります。
暗いし寒いので8時くらいまでひたすら待機してから出発です。
ウィーン~プラハの道はアップダウンばっかりです。
1日中登るか下るかしてます。フラットがないです。
これ恐ろしくしんどい。というか走っていて泣きたくなります。
これはたぶんチェコのコーラ的なやつ。
どこにでも置いてます。
味は、なんか中国で同じ味の物食べた気がしました。
なんだったか思い出せないけど。
この写真の組み合わせは最悪にまずかったです。
途中にあった小さい教会のような所で休憩しました。
この日ずっと後輪に違和感を感じ続けてたんですけど、いまいち原因がわからず。
ここでしっかり調べてみました。
そしたら、
やばし…
ホイールが割れてました。写真だと分かりづらいけど。
これ素人目から見てもやばい気しかしません。
が、どれくらいやばいかわかりません。
あとどれくらい持つか、とか
修理できるか、とか
いろいろ迷ったんですけど、
とりあえずご飯食べることにしました。
こんな道のど真ん中で迷ってもしょうがないので。
後ろのめちゃ重い食料食べることが今できる1番の対策な気がしたし。
通りすがりのチェコ人達。
みんな酔っぱらいです。
今見ると5人のポージングの完成度かなり高いですね。
車で来てたんですけど、「誰が運転してんだよ…」って思いました。
ここまで、月曜日なのに人々が活動してなさすぎて若干の焦りを感じていたんですけど、この日はチェコの休日だったみたいです。
思い切りくつろぎ過ぎて、到底出発する気にならず、
このままここで寝ました。
次の日。
ホイールはできるだけの処置して、壊れないこと祈りながら出発です。
そしてやたらアップダウンの連続です。
もう何個丘を越えたかわかりません。100くらいいってると思う
雨も降って来て全然止まないので、
「もう嫌だ… もう走りたくない…」
ってビール飲みながら2時間ほど駄々をこねて
雨があがってから近くの茂みで適当に寝ます。
きつい。
”おれ何してるんだろう…”感が強すぎて精神的に割ときつい。
あと
”最後にシャワー浴びたのいつだっけ?”くらいにシャワー浴びてなくて、体臭的にも割ときつい。
そんなこと思いながら次の日も走って、プラハ着です。
走行距離
80km
100km
90km
30km