179日目 トルコ、イスタンブール~エルディネ
イスタンブール出発日。
試行錯誤した結果この駐輪方法がベスト、となりました。
盗まれさえしなければもうどんな体勢でもいいです。
出発したんですが、なんか全然やる気出ません。
イスタンブールまではかにゃーおさんと会うために頑張ってたんですけど、
次の目標が”ブルガリア”って、ざっくりしすぎてて、
上り坂とかで「はー、だる…」ってなります。
なので、
”1週間後にブルガリアのソフィア”
って決めました。走行中に。とりあえず首都かな、という考えで。
というかブルガリアで知ってる都市がソフィアしかなかったからという理由が大きい気がします。
1週間という期間には特に根拠はありません。
あとついでに”その次はオーストリアのウィーン”
って目標も一応立てました。
何でオーストリアかというと、オーストリアのどっかにラオスで知り合った友達がいるからです。
けど、友達と思ってるのはこっちだけだと思うのと、もう2か月くらいメールの返信してないのとで、2つ目の目標は変更される可能性大です。
あともし住んでる場所がものすごい山奥とかだったら行かないと思います。
オーストリアの山とか世界レベルでみてもきつそうなイメージなので。
あとは暇なのでチャーイ飲んだり、道端で倒れて倒れて死んでいた犬の死因とか考えながら走ってました。
そういえば、トルコも犬追いかけてきます。
でも中国、タイ、トルコと追いかけられ続けてきて、ついに対策を発見したかもしれません。
でも書くのめんどくさいし、全くもってどうでもいいテクニックなので書きません。
そして夕方にチョルルって町の入口でこのおじさんと会いました。
何でチョルルだけ人口の3桁目に点打ってあるんだよってつっこみはここを通ったサイクリスト全員が入れたと思います。
「俺ここに住んでるから、一緒に行こう!」
って言われて途中までついて行ったんですけど、
ふと、なんかこれすごい嫌だな、って思って
「すみません、やっぱり今日は先進みます」
って言って別れました。
何が嫌だったかというと、このおじさんが悪い人だったとかじゃなくて、自分が
「これはきっとご飯おごってもらえる」
って思ってるのが嫌でした。なんなら
「ご飯おごってもらった後にもしかしたら家に泊めてくれるかも」
くらいまで考えてました。まだこのおじさん何も言ってないのに。
これ、すごいダメなことだと思います。
ここまでたくさんの人に助けられすぎて、助けられ癖というか、甘え癖がついてきてました。
声をかけられるとすぐに何か助けを期待するようになってしまっているなと。
これの何が1番ダメかというと、期待通りの事が起きないと「なんだ…」って勝手にガッカリしてしまうことです。
自分の変な期待のせいで普通の人を「冷たい人だな」って思ってしまいます。
もちろん助けが必要になることはいくらでもあるけど、
自転車旅って、というか旅ってそもそも1人旅ならできるだけ1人で何とかしていくもので、当たり前だけど最初から他人の助けを期待するもんじゃないです。
イラン、トルコを走って来てそこら辺の感覚がおかしくなってました。
これまでは良くても、これから先の国で会う人たちに対して勝手に
「この国の人たちは冷たいな…」
とか思ってしまいそうで、それは違うかなと。
なので、そこの感覚をしっかり直してからじゃないとああいうおじさんについて行ったらダメだなって思って、今回はやめときました。
自分でもよくわけのわからない理由ですが。
なんとなく、他人に助けられているうちはまだまだ半人前で、他人の助けがなくても旅ができるようになって初めて一人前かなって思います。
旅の一人前になったから何?感はだいぶするけど。
といっても、自分はまだまだ全然半人前なのでこれからもいろいろな人に助けられると思います。
でもそれを最初から計算に入れて走るのはおかしいから、全部一人でやるって心構えだけは持っておいて、
必要以上に人の助けに甘えるのはやめよう。
と、この日は思ったわけです。今さらながら。
そういう訳で、今日も潰れたガソリンスタンドで野宿です。
でも中に人いました。キッチン使わせてくれたので 初自炊します。
今思えばこれも甘えっちゃ甘えですね。
でもまだ半人前なので。
厳しくし過ぎても楽しくないので。
キッチン。十分な設備揃ってます。
水は出ないけど。
このブログ書き始めてから、自然と他の人のブログも読むようになりました。
旅ブログも好きなんですけど、その日の食事とか作った料理とかをアップしてるブログが僕は結構好きなので、
ちょっと真似してみます。
まずソースを作ります。
玉ねぎとソーセージとトマト1個潰して入れました。
中に入っているゴミみたいなものは、かにゃーおさんからもらった、松茸のお吸い物のもと、の中のわかめなので食えます。
パスタ茹でて
盛り付けて完成です。
❝玉ねぎとソーセージのトマトソースのパスタ乗せ❞
最初は塩をかけてパスタ食います。
で、後半残り少ないパスタと大量のソースを混ぜて食います。
味は松茸のお吸い物とトマトです。
皿の容量が思った以上に小さくてこういうことになりました。
思ったんですけど、パスタって塩だけでも意外にうまいですね。
しかしこれ、すごい疲れました。
300m先の小さい店に買い物行くところから始めたし、洗い物とかあるし。
なのに水出ないし。
1日走った後にご飯作るって、継続できる自信全くないです。
ちなみに水は50mくらい離れた水道まででかいペットボトル2つ持って行って、20㎏くらいの水担いで戻ってきます。
アフリカとか脳裏に浮かびます。
水が限られた状況だと洗剤って落ちなさすぎてすごいイライラしますね。
でもとりあえず調理に関しては改善点がめちゃくちゃあったので1回目を早めにやっといて良かったです。
それにしても街並みがどんどんヨーロッパ風になってきて綺麗です。
こうやって適当に自転車置くだけでも絵になります。
いやまぁ、別になってないか。
だけど雰囲気が少しづつ変わっているのを感じます。
これまで一服するときは確実にチャーイだったんですが、最近はチャーイかコーヒーか聞かれます。
道はこういうなだらかなアップダウンを15回くらい繰り返して1日終わりです。
なだらかに見えるけど意外と登りがきつかったりします。
あと、1つ越えてもまた全く同じ光景が広がっていて、それを越えてもまた全く同じ光景で、だんだん不毛な作業感でてき ます。
トルコ最後の街、エディルネ着きました。
まず標高低っ!って思いました。頑張った割に。
大体10~20分登って、1~2分で下るって繰り返しなので下り坂の存在感薄いです。
宿、25リラ(1250円くらい)。
自分が真ん中のやつで全然いいから、あと2人とシェアしたいって思いました。
どうでもいい話なんですが、というかグチなんですが。
これはこの宿のシャワーで、使い方は日本といたって同じです。
蛇口を上にあげれば水が出てきて、左右に動かして温度調節します。
1つだけ違うのが赤が水で青がお湯ってことです。
たまにあるんですけど、これ結構やめて欲しいです。
こっちは蛇口赤に振り切ってお湯になるのじっと待ってます。
お湯のタンクが遠かったりする可能性があるので、長くて5分くらい待ちます。
それでもお湯が出ないときは、
まだタンクからお湯が到達していない、か
この時間は宿がお湯を供給していない、か
赤じゃなくて青、
の3つの可能性があります。
まぁ青に振り切ってしばらく待ったら出てきましたけど。
この間7分ほど待ってます。素っ裸で。
一言書いておいてくれると助かるなって思います。
明日でおそらくトルコ出国なので最後は良いご飯食べました。
10リラ(500円くらい) です。
これ食べてお腹壊したけど。
「いや、うそだろ⁉」って自分でも驚きました。
トルコの、自分にとっては最高級レベルの食事だったし。
左の方に盛られている米が怪しいです。納豆の味したので。
走行距離
100km
120km