170日目 トルコ、ギョレメ~アンカラ
ギョレメ。
カッパドキアがある観光地です。
もうさすがに宿泊まろうって思ったんですけど、宿が思った以上に高かったので、結局ここでもテントです。
でもギョレメの宿は洞窟の中に部屋があって良い雰囲気だし、値段もドミトリー1000円くらいなので泊まってみるべきかなと思います。
次の日、朝5時に起きて気球見に行きました。
ここで思ったことは”綺麗だな”と”服買いたい”です。
めっちゃ寒かったです。
寒すぎて「もう気球なんか見なくてもよくね…」って寝袋内で10回くらい思いました。
でもカッパドキア来たらこれは見た方が良いと思います。
やっぱりすごいので。
どうしても自転車と撮りたくて立てかけられる場所探しました。
なかなか無くて、最初は枝に立てかけました。
けどこれすぐ横が崖です。
ちょっと強い風吹いたら自転車20mくらい落下するだろうし、何よりそれが不安すぎて写真どころじゃなかったのでやめました。
20cmくらいの鉄の棒があったので、そこにしました。
カップルが多くてなんかあれだったし、帰って寝ます。
宿泊先のキャンプ場。1泊15リラでプールとかついてます。
誰も使ってないけども。
街並みはこんな感じ。
中国人、韓国人多いです。
町中に日本の国旗張ってくれてます。
そのうち中国、韓国国旗が増えてきそうな気もします。
2日目の朝も、寝坊したけどまたここ来ました。
この日は韓国人のおじさんと会って、
「これってすごい良いビジネスだよな。1人1回150ユーロだよ。1個の気球に10人乗るとするだろ、そうしたら気球1個が・・・」
って気球見ながらビジネスの話して、ギョレメ出発です。
走っていたらドイツ人のサイクリストと遭遇しました。
トルコ内を回っているレイナーさん。
レイナーさんは普通の人です。
スピードも会話も普通だし、路面が悪かったり向かい風が強かったりすると、はぁーってなり、
景色が綺麗だったり、下り坂が続くとテンション上がります。
今まで、走行中に会うサイクリストはどこか、何かしらおかしい人ばっかりで、普通の人と走ったり話したりするのはすごく貴重です。
ドイツ人いいなって思います。
でも、暑いときに上裸になったりファンタを水で薄めて飲んでたり、サイクリストらしい部分もあったりします。
あんまり真似したいとは思わないけど。
2人で走ると目的地に着いた時の
「町見えたぁー!」を共感できて嬉しいです。
宿は部屋をシェアして寝ます。
次の朝「モーニングコーヒー飲もうよ」
って言われてカフェで朝ごはんです。
こういう時間をしっかり取るのも西洋人らしい。
レイナーさんはこの日バスで次の町まで行くそうで
「コーヒー飲みながらバス待つわ」
って言っていたのでここで別れて出発しました。
実はイスタンブールまで結構急いで走ってます。
というのも、この旅に出る前に日本でお会いしていたサイクリストのかにゃーおさんが23日にイスタンブールを発つと言っていて、この日がもう19日だったからです。
あと4日です。
でも急いでるのに昨日道間違えてました。
昨日の朝
「クルシェヒルの先くらいまで行こうかな」
と思っていたはずが、現在地アクサライです。
ちなみにアクサライからイスタンブールまで、推定700キロ弱あります。
終わった…って感じでした。
つまり、かにゃーおさんに会うためには1日180キロ弱4日間走り続ければいいわけです。
「たぶん無理だな」って思ってたんですが、なんかそういう風に改めて考えてみると、
「絶対無理だな」って思います。今までの人生でそんなに走れたことないですし。
でもまー行けるところまで頑張ってみることにしました。
この日は全然写真撮ってなかったです。
途中ご飯食べてたらこれもらいました。
トルコではたまにあるんですけど、ご飯食べてると逆にご飯増えます。
あとこれ、途中でトマトが破裂してバック内が少し大変なことになりました。
途中塩湖があったので寄ります。
こういう所はしっかり見る。
初めてみたんですけど、本当に一面塩でした。
っていう当たり前のコメントしか思いつかないです。
あとまぶしいです。
そこからはひたすら走りました。
途中でトラックに拾われて、
アンカラ着きました。
いつもありがたいけど、今日はいつもに増してありがたいです。
感謝感謝です。
そしてアンカラは綺麗にスルーしました。自転車から降りてないです。
さすがに首都スルーは初めてだったんですけど、なかなかすがすがしい気分です。
してやった的な。
郊外にあった潰れたガソリンスタンドで野宿です。
この日1日で230キロ進みました。
あと3日でイスタンブール、
「絶対無理だ」から「たぶん無理だと思う」くらいになりました。
走行距離
90km
150km