153日目 イラン、テヘラン~ザンジャーン
テヘランの街。
この日はちょうど金曜日でした。イスラム圏は金曜日が休みらしくてほとんど店閉まってます。
なので特に何もしなかったです。
宿。280000リアル(840円くらい)。
リアルだと桁数大きすぎるので1桁下げた『トマム』って単位もあります。
みんなどっちも使うのでややこしいです。
最初「28000」って言われて、安っ!って思ったらトマムでした。
さすがに84円で泊まれるわけなかった。
ご飯はこんな感じ。
突然目の前にこれ出されても最初ちょっと困ります。周りにこれ食べてる人もいなかったし20秒くらい止まりました。
肉を薄いナンに巻いたりして食べるみたいですね。
人によって食べ方違ったので別に正解とかはないっぽいです。
値段はたしか80000リアル(240円くらい)
食堂のメニューは大体これです。
何が食べたいか指さして注文します。
お酒は違法なので並んでるビールみたいな飲み物はノンアルコール。
いろいろな味があってビール風味ジュース的なやつ。
あと、こういうシェーク屋がたくさんあります。
これおいしい。
他にやることなかったので出発。
イランの街は結構都会。
女の人はみんな髪を隠してます。男は意外と自由な感じ。
それと今までの国と比べて人口密度低めで、なんか心が安らぐ。
走ってるとよく声をかけられて
「何か助けはいるか?」
って聞いてくれます。
そして「大丈夫です」って言っても助けてくれます。
「ビタミンC!」
って言ってこれくれました。木の実を干したやつみたいです。
途中にあったシェーク屋。
いい感じのやつが出てきて、やべって思いました。
けど「You are guest!」って言って割引してくれました。
これ10000リアル(30円)。
今のところイランは親日国だと思います。
「ジャポーネ!」って言うと
「おーアイラブユー!!」って言ってくれます(男が)
だいたいいつも「ジャポン or チーノ?」って聞かれます。チーノは中国。
1回だけ「パキスタン or アフガニスタン?」って聞かれたこともあります。
ここから町を出ますよーって標識。
そういえばベトナムも似たような標識でした。
でもベトナムとはこれを見たときの嫌さが違います。
この標識以降、次の町までほとんど何にもないです。
しかも暑いし、空気カラッカラです。唇かっさかさになります。
あまり関係ないけど、標高も常に1500mくらいあります。
たまに水飲み切っちゃって、危機感覚えます。
喉の奥の奥までカラカラなります。
水じゃなくて完全にお湯だけど。ぬるいお風呂のお湯飲んでる感じ。
初日はなんか大きい施設の屋根のある駐車場でテント張ろうと思いました。
そしたら、たぶん管理人さんが
「まぁチャーイでも飲んでけ」
って言うので事務所にお邪魔しました。
インドのチャーイと違ってストレートティーです。
黄色いのは砂糖の塊。だと思う。
外で寝るのもあれだから、ってことで更衣室を使わせてもらいました。
ここ、ヒヨコ生産工場みたいです。
一緒に工場見学したり、27000羽のヒヨコをトラックに積み込んだりしました。
27000羽も扱うと、もうヒヨコが生きものだって認識どんどん薄れてきます。黄色いなんか動くものです。
仕事終わったらみんなでご飯。
質素だけどうまいです。
しかも温かいシャワー使わせてくれたし、シャンプーとかも貸してくれるし、なんならここに2泊してもいいって思いました。
次の日、朝早く6時くらいに出発。
というのも、更衣室に次の当番の人たちが来て
だらだらしてると今日もヒヨコの積み込み作業で終わる…
って思ったからです。普通なら寝てます。
カズヴィーンっていう大きめの街。
イランはこういうモニュメントと国旗があることが多いです。
この町はスルーです。
走ってたら道沿いで果物売ってるおっちゃんたちから「チャーイ!」って声かけられたんで寄りました。
前にもらった木の実出して「一緒に食べよう」って言ったら、
これくれました。
余ったものと大量のレーズンをお土産にもらって出発です。
夜はここで野宿。
もう町のど真ん中以外ならどこでもテント張れそうな雰囲気です。
夜中、若い男の人が数人来て、
「俺は本当に日本が好きなんだ、そこの家に住んでるから何か困ったことがあったら何でも言ってくれ」
って言って去っていきました。こんなこと今までなかったです。
次の町まで70キロくらい。何もないです。
前日の野宿で水も補給も無くなってたので、ひたすらレーズン食べます。
途中、少し寄り道するとソルターニイェって世界遺産があるってことがわかりました。
水と食べ物ありそうなので行きます。
こんな感じ。
この人がサンドイッチおごってくれて嬉しかったです。
無事ザンジャーン到着。
走行距離
110km
140km
80km