自転車ユーラシア大陸横断記

Cross Eurasia by Bicycle

127日目 インド、コルカタ~ブッタガヤ

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コルカタを出発。

この国はキツそうだ…って思っても自転車に乗ると大体いつもなんとかなりそうな気がしてくるのが不思議。

 

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朝ごはん、ローティとカレー。18ルピー(30円くらい)。

 

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雨季なのでスコールみたいな雨が時々降る。

雨だけならまだしも、雷がめちゃくちゃ落ちるから結構怖い。

周りに高いもの無いので、よく考えたら自分に落ちるんじゃないかって思えてくる。

 

あと怖いと言えば、路上に牛が普通に歩いてるんだけど、それを避けた車に自分がひかれそうで怖いっていうのもある。

 

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インドでは少し止まるだけでこうなって、ヒンドゥー語ですごい話しかけてきて

「いや、全然わからないです…」って顔してると、英語話せる人が「Where are you from!?」って言う。

それから「どこ行く?」とか「何してる?」って感じのやり取りが始まんだけど、毎回ほとんど同じ会話。

 

あまりに毎回同じなので最近は何言ってるかわからなくてもとりあえず最初は「ジャパン!」って言うようにしてる。

 

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しかも新しく集まって来る人もみんな「Where are you from?」って聞いてくるので、おれじゃなくて誰かに聞けよ…って思う。

 

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そして大体こうなる。

 

そういえば、これまで自転車で旅してると自転車の値段をよく聞かれてた。

その時に、あまり高級なものだと思われたくないのでそれぞれの国で人の反応を見ながら自転車の額を決めるようにしてる。

ちなみに実際の値段は10万くらい。

 

中国では5~6万って言うと「なるほど~」って感じだった。

ベトナムラオスでは3~4万で「へぇ~」って感じ。

 

それで、インドでも聞かれたので「2万」って答えたら「たけぇ!?」って驚かれた。

なので、次聞かれた時はついに1万円台になりそうです。

 

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昼ご飯のカレー。30ルピー(50円くらい)

これ、カレーとご飯がおかわり自由です。無くなるとすぐに新しいのを持って来てくれます。

 

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大きめの町に着いて、宿見つける。

 

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1泊600ルピー(1000円くらい)で高かったけど、ものすごい綺麗だったので思わずチェックインしました。

ここはほんと「インドにもこういう世界があるのか…」ってくらい綺麗。

道端のおっちゃんに聞いたら「もっと安い宿もあるよ」って教えてくれたけど、「いや、ここがいい!」って言ってここにしました。節約する気なし。

 

このレベルの宿でもトイレに紙はないです。あとwifiもないです。

インドは観光地以外宿にほとんどwifi無い。

 

あ、でもwifi無いとすごい早寝早起きができて健康的です。

自分の睡眠時間を削ってるのはほぼネットだと気付きました。

 

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こういうインターネット屋がちらほらあるので探せばネットは使えます。

 

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朝ごはん、小さいパイみたいなやつ、とカレー。

これもおかわりができて24ルピー(40円くらい)。

 

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少し走ればこんな感じで人だかりがあるので、走ってて完全に人気がなくなることはあまりないです。

 

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大きい道路沿いはホテルもいろいろなランクのがあります。

こういう立派なやつから馬小屋みたいなところまで。

 

ここすごい泊まりたかった。汚い宿嫌いだし。

インド来て言うのもなんだけど。

 

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夕方になって、しばらく大きい街がない牧草地帯に入ってしまったのでテント張れそうな場所を探してたら、自転車乗ったおじちゃんが「もう少し走れば小さい町があるからそこの寺に泊まればいい」って教えてくれた。

 

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ので、一緒にその町へ向かいます。

 

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着いた。

「うちに泊まってもいいよ」とも誘われたけど、やめておいて寺に行った。

 

けど、そこからが大変だった。

いくつか寺があって、「この寺は安全じゃない」とか、「この場所はよくない」とかいろんな人があーだこーだ言うので寝場所が全く決まらない。

 

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結局このホールが寝床になった。

ここは寺への参拝客が寝るためのホールで、シーズン中はここに最低50人は寝るらしい。

 今日は自分一人。

 

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この場所にたどり着くまでいろいろあったけど、この少年にめちゃくちゃお世話になった。で、お礼にお金あげようとしたら断わられた。

 

この時はさすがにお金をあげようとした自分が恥ずかしかった。

例えば助けてくれたのが欧米人だったとしたら、お金でお礼をしようなんて思わないのに、インド人だからってなに上から目線になってるんだと。

 

なので、自分なりにいろいろ考えてお礼しました。

 

インド人はこうだ!ってひとまとめに言いきれるほどインド人は少なくないし、当たり前だけどいろんな人がいるんだなーとこの日は感じたわけです。

 

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雰囲気の良い町。

夜はほとんど電気来ないけど。

そして横に立ってるおっちゃんは誰? 

 

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朝ごはんは大体いつもこれ。おかわりして20ルピー(30円くらい)

これ油で揚げてるからカロリー高いし、腹持ち良いし、カレーで野菜もとれて、しかもめちゃくちゃ安いので、今まで食べてきた朝ご飯の中で最強かもしれない。

 

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食後のチャーイもおいしいし。

 

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パンクした場所がちょうど塾みたいなところの前だったので見てみる。

数学と物理。ベクトルとか教えてる。16歳と17歳らしいけど、さすがインド、かなりレベル高い。

日本の高校とほぼ同じことやってた。教え方が日本と少し違う気がする。

そして自分はほとんどわからなかった。

 

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昼ご飯。いろんな種類が出てきてどれもうまい。

 

これ120ルピー(200円くらい)もしたけど。

最初150ルピーって言われて、「いや、ちょっと高すぎだろ!頭おかしいんじゃないの!?」って顔して7秒くらい黙ってたら、さっと30ルピー引かれた。

 

こんな調子なので毎日食べてるのに未だにカレーの相場つかめず。

でも大体30~120ルピー(50~200円)で、種類が増えると高くなる気がする。

 

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マンゴージュースうまし。

 

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ここまで4ヵ月くらい走ってきたわけだけど、ここにきて自転車の消耗品にガタが来はじめてる。

特にタイヤ。

 

コルカタからブッタガヤまで4日間でパンク9回。

これはもう無理です。1日平均2.25回はもう無理。

走ってるとき常にパンクの心配してるし、最近セミの声が空気が抜ける音に聞こえてくるし、神経すごいすり減ります。

 

自分のパンク修理の下手さを棚に上げてる気がしなくもないけど、もうタイヤも穴だらけで限界なんだと思います。

中国は2ヵ月走ってパンク4回。(1日平均0.07回)

1日平均、インドで32倍になってるし。

 

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あとコルカタ出てすぐ空気入れ壊れました。

今予備の携帯ポンプ使ってるんですけど、これで空気入れるためには最低300プッシュは必要なので、9回パンク直すと結構腕の筋肉つきます。

しかもプッシュ中もずっとインド人に話しかけられ続けます。

 

連続パンクで予備チューブも無くなって、どこかで装備を整えないとヤバいです。

 

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まぁでもタイヤの内側にテーピング張ったりして、なんとかなってます。

かなりギリギリではあるけど。

 

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ブッタガヤの手前で「乗っていけよ!」って言われたので、乗せてもらった。

 

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ブッタガヤ。

 

ここはブッタが苦行の末に悟りを開いた場所らしいです。

自分も暇だったら挑戦します。マンゴージュースとか飲みながら。  

 

走行距離

   105km

   107km

   132km

   120km

 

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