62日目 雲南省、麗江~雲南省、大理
麗江に着いてまず宿探し。
麗江の古城区を歩き回る。この時中国の地球の歩き方がどっかいった。これは結構痛い。
盗まれたんじゃないかって疑惑はあったけど、そんな簡単に人を疑うのはよくない。きっとどこかに落としたんだろう、って思うことにする。
それに、これで何グラムか軽くなって良かったって気持ちも無くはない。
で、ようやく見つけ出したユースホステルのドミトリーはいっぱいだった。
「マジか…」って思って次のユースに行こうとしたら、ちょうど同じ境遇の二人組がいたので一緒に3人部屋に泊まることにした。
夜はたくさんの中国人が集まってきてみんなで飲む。こうやって旅先で見ず知らずの人同士がSNSとかでドンドン繋がっていくのはすごいと思った。
旅行者は大体沿岸部の都市の人。今まで会ってきた中だと広東省の人がすごく多い。
飲み終わって夜1時くらい、みんなで外に行く。
なんかすごい盛り上がってた。みんなで中国の民謡を歌ってる。
この一体感がすごい。
朝、相室の2人が出発する。自分はドミトリーに移って1人で観光。
朝ごはん。
おばちゃんに言われるがまま「うん、じゃそれで」って感じで注文したら変なのでてきた。結局何かわからないまま食べきる。
こういう物があるから観光地は好き。これだけが心の支え。
夜は夜で綺麗。宿に戻って昨日のメンバーとまた飲む。
麗江を出発。
雲南省にはたくさんの少数民族がいる。何族かわからないけど民族衣装がすごい綺麗。写真を撮るのを躊躇してしまった自分が情けない。
景色は良いけど雲南省の道は結構険しい。町以外は田んぼと山しかない。アップダウンが多い。
途中牛を積んだ車と抜きつ抜かれつの状態になった。登りで抜かれて下りで抜くってことを繰り返していたら、顔を出していた牛からくしゃみをかけられて10分くらいへこむ。
田んぼが見えてくると町が近い気がする。
空が青いから田んぼの緑が綺麗。
同じ農村部でも今までと少し違う。一昔前の農村って感じがする。あと農地の規模も大きい。
ご飯。
「メニューある?」
「ない」
「じゃ何があるの?」
「牛肉」
「…じゃあ、それで」
って注文したら出てきた。めちゃくちゃ美味い。
夕方、野宿場所を探して小さい村をさまよう。ここら辺の中国語は今までと全然違う。なまっているというか、もはや別の言語みたい。
結局ここに張らせてもらうことにした。
まだ明るいけど、もう8時を過ぎてる。
次の日少し走って大理に着いた。ここには白族がいる、らしい。
走行距離
160㎞
38㎞