自転車ユーラシア大陸横断記

Cross Eurasia by Bicycle

246日目 フランス、パリ~日本、家

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着きました。

最後の目的地のパリ。 

 

実感があるようなないような、

なにか特別なことをしたという感じはしません。

 

毎日毎日、朝起きて、荷物を積んで、こいで、食べて、荷物下して、寝て、

って作業をひたすら繰り返していただけで、

 

到着してすぐ急にすごい達成感が湧いてくる感じではなかったです。

 

ただ凱旋門を見たときは多少こみ上げてくるものはありました。

やっぱり、ずっとこれが見たいと思って走って来たので。

というか寒さで鼻水がとめどなく出てました。

 

なんとなく凱旋門の周りを2周しました。

 

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後半相当急いだお陰で到着したのはフライト日の2日前だったんですけど、

いつも通り観光する気しません。

 

着いただけでもう満足なので、せっかくここまで来たのにここで下手に外に出て余計なトラブルとかに遭うの嫌だなっていうのか正直な気持ちでした。

 

でも一応帰国後に、”パリに行ったのにこれを見ないのはあり得ない”とか言われない程度に見ておくことにしました。

 

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と言っても凱旋門とエッフェル塔くらいしか知らなかったので、この2つだけ見て、

 

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6か月ぶりに中国語表記のマック見つけたりもしつつ宿に戻りました。

 

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泊まった宿が『ドリームハウス』っていう日本人宿だったので帰国前日の夜はそこで会った人達と外を歩きました。

 

シャンゼリゼ通りのクリスマスマーケット見たり、

 

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この光ってるエッフェル塔見るためにダッシュしたりしました。

 

でもこの旅の最後の夜をこういう風に楽しむことができて、しんみりと嬉しかったです。

 

正確に言うと、最後の夜はこの次の日で、空港までの真っ暗な道の中ライトなしで走ってました。

たぶん車専用道をトラックのおじさんから怒鳴られつつ走り、着いた時間がフライト時間ぎりぎりだったので自転車をかつてなく雑に梱包し、計30kg以上の荷物を担いで空港内をダッシュする、という夜でした。

 

ただ8万円くらいした航空券を無にするわけにはいかなかったので必死でした。

なんとか飛行機には乗り込めたんですけど、必死過ぎて写真1枚も撮ってなかったです。 

 

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ドバイ経由で、8か月間かけて走ってきた道の上空をたった1日で飛び、

 

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羽田空港

税関での”おかえりなさい”が嬉しかったですが、とりあえず朝まで空港の椅子で寝なければいけなかったのでこの時点では特に感動とかないです。

 

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朝になり、家に向けて出発。

 

日本の空は綺麗。

 

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帰国後、最初に食べたものはラーメンでした。

ここら辺から日本の素晴らしさに少しずつ感動が込み上げてきます。 

 

日本語が通じるし、町中が日本語で溢れているし、ラーメンうまいし。

 

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こんな普通の風景もこの時は結構感動でした。

 

都庁があるし、コンビニもあるし。

 

途中おじさんとの

「すごい荷物だね、どっかに行くの?」

「いや、長い間旅をしていて、今日帰って来たんです。」

「へぇ~ お疲れ様」

っていう普通の会話とかも感動でした。

 

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家に帰る前に『ふえきサイクル』によりました。

たくさんの人に出迎えていただいて、本当に嬉しかったです。

 

やり遂げたんだな。

って少し実感しました。 

 

お礼を言って、少し走って

 

家に帰りました。

 

 


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